機械設計の仕事に資格は必要なのか?

機械設計の仕事

機械設計の仕事をしたことがある方からしてみれば、業務を行う上で必要な資格というのはある程度イメージできるかもしれませんが、学生やフリーターなど、機械設計未経験の方はなかなかイメージできないですよね。

ということで、ここでは機械設計の仕事をする上であった方がいい資格、って言うかそもそも資格は必要なのか?について記事にしていきたいと思います。

 

機械設計の仕事をする上で資格は必須?

まず大前提として、機械設計の仕事は医師や看護師、弁護士の様に資格を取得しなければ業務を行うことができない、いわゆる「業務独占資格」ではありませんので、資格が無くても法律的には問題なく仕事を行うことができます。

まっ、この記事を見ている方は皆さんご存知ですよね・・・。

機械設計に直接関わる資格は2つ

機械設計について出題される資格は「技術士(機械部門)」と「機械設計技術者」の2つです。

どちらも機械工学と製図手法を学ぶことができるので、もし機械設計に関わる資格を取得しようと思えば、この2つの資格を目指すと良いです。

技術士(機械部門)

言わずと知れた技術資格No.1の技術士。

機械や電気・電子、経営工学など20種類の資格区分から一つを選択して受験することになります。

機械設計であれば「機械」になりますね。試験では材料力学、機械力学・制御、熱工学、流体工学に関する専門的な知識が問われます。

合格率は15%程と国家資格の中でも難関ですが、取得できるスキルがあればどんな職場でも第一線として活躍が期待できます。

但し、受験するには最低でも4年以上の実務経験が必須になりますので、未経験の方は受験できません。

技術士の一次試験でもある技術士補

技術士には一次試験と二次試験があり、一次試験が別名「技術士補」と呼ばれています。

二次試験に合格して登録することで晴れて技術士と名乗って業務を行うことができますが、一次試験に合格しなくても7年以上の実務経験があれば受験資格を得ることができることから、技術士補をパスしていきなり二次試験を受験する方も多いです。

ちなみに技術士補を取得すれば実務経験が4年以上と3年間短縮できるので、若いうちから早く取得したいのであれば先に技術士補を取得してください。(優れた技術者の元で働いているのであれば4年以上の実務経験)

私も24歳の時に取得しましたが、レベル的には工学系の大学で習う程度のレベルなので対策を立てれば実務未経験でも十分合格可能です。合格率は50%程度です。

機械設計技術者

現実的に機械設計の資格で最も目指しやすいのが「機械設計技術者」になるでしょう。

その名の通り機械設計に関する問題が出題されます。

技術士ほどではりませんが認知度の高い資格で、勉強法もある程度確立されているし、試験実施団体である「日本機械設計工業会」が主催しているセミナーも定期的に実施されているので取得しやすいです。

試験は1級~3級までありますが、3級は誰でも受験できるのでこれから機械設計士を目指す方にお勧めできる資格です。

難易度としては、3級で理系大学卒程度かな~っと思います。私も25歳の時に3級を取得しましたが、前年に取得した技術士補に比べると力学の問題が少し難しかったかなという印象です。

ただそこまで難易度は変わらないと思います。(10年以上前の話なので今はどうなのか分かりませんが・・・。)

製図が学べる資格は3つ

製図の資格は「機械・プラント製図技能士」と「基礎製図検定」「機械製図検定」です。

機械・プラント製図技能士

職業能力開発協会が実施している検定です。

「機械製図手書き作業」「機械製図CAD作業」「プラント配管製図作業」の3つの区分から選択して受験します。

共通科目では材料力学や溶接についても出題されるので、機械設計をする際に必要最低限の知識を習得することができます。

基礎製図検定、機械製図検定

ドラフターを使って手書き製図の基礎知識を問う試験です。

工業高等在学生を対象にしている資格になるので、基本的に高校生以外は受験することはできませんので注意して下さい。。

CADの資格は必要か?

経験上の話にはなりますが、あった方が良いです。(アバウトな回答ですいません)

これは下記でも説明していますが、就職活動や転職活動の際にアピールできるという面もありますが、それ以上に実務で活かせるからです。

入社していきなりバリバリ設計ができるということはほぼあり得ません。

製造メーカーであれば、事務所にすら入ることはできず、まずは現場で作業員と一緒に汗を流しながら研修するのが一般的です。私の場合もそうでした。

研修を終えて事務所で仕事ができるようになっても、まずは図面の整理であったりトレース作業がほとんどです。

トレース作業であれば、機械設計の知識よりはCADスキルの方が役立つかな~と思いますので、設計未経験者であればCADの資格も併せて取得しておきましょう。

主なCAD資格
  • CAD利用技術者試験
  • CADトレース技能審査試験
  • CAD実務キャリア認定制度試験

その中でも、CAD資格の定番と言えば「CAD利用技術者試験」です。

私も就職する前(23歳ぐらい)で取得しましたが、1級でもかなり簡単です。ただし先に2級を取得しておく必要があるので、就活で活かす場合は注意してください。(今なら3次元CADの方が人気があるかもしれませんね)

2級でも就活で活かすことはできますが、実技試験はありませんので2級をゴールとするのはあまり意味がないと思っています。

インテリアコーディネーター資格も意外と活用できる

インテリアコーディネーターの資格が機械設計において有利だと考える理由はどちらも空間認識力が必要とされるからです。

空間認識力とは物体が三次元の空間に占める状態や関係性を的確に把握、認識する能力であり、機械設計において図面を引く際に平面いわゆる2Dの状態を立体いわゆる3Dの状態が頭の中で組み立てられるか、イメージ出来るかということになります。

インテリアコーディネーターの場合でも、何もない空間に物体をイメージして配置するなどの能力が必要なので、機械設計をする上でも有利な資格と考えます。

職場で資格を持っている人はどれぐらいいたのか?

私の働いていた産業機械メーカーや某自動車メーカー(請負)の社員を例に挙げると、50代の設計部長、40代主任クラスの人が技術士(機械部門)、私の後に入ってきた大卒の部下2人が機械設計技術者3級を持っていた記憶はありますが、それ以外で私の知る限り機械設計に関わる資格を持っている人を知りません。

確率で言えば資格を持っているのは、全体の3~5%ぐらいでしょうか。ですので、資格を持っていなくても特に問題ありません。

ちなみに会話の中でも資格の話はほとんどしたことがありません。(私の働いていた職場だけかもしれませんが・・・)

未経験者であれば資格は大きくアピールできる材料

機械設計未経験の状態から機械設計の求人に応募するとなると、何かしらの武器は所持しておかなければいけません。

一番の武器は何と言っても「実務経験」ですが、実務未経験者はどうすることも出来ません。

そんな時に武器になるのが「資格」です。

正直なところ、書類選考や面接の際に劇的にアピールできる資格は技術士しかありませんが、それでも無いよりはましです。

実務未経験者が、少しでも就活で他の応募者より優位に立とうと思えば、『資格』の存在を忘れてはいけません。

私の場合はどうだったか

管理人である私も、長いフリーター生活から24歳の時に機械設計士への道を目指しました。

就職活動をする前に、少しでも武器を持っていた方が良いと思い、CAD利用技術者試験2級を取得して面接に挑みました。

面接時に自信満々に「スクールに通いながらCAD利用技術者2級を取得しました!!」とアピールした所、ほぼ全ての会社で採用担当の人に「CAD利用技術者試験って何??」って突っ込まれました。

時代は流れている

私が就活していたのは今から10年以上前の話なので、その頃に比べるとCADの必要性は確実に高まっています。

今ではCAD資格の有無を採用基準にしている会社もあるでしょう。

また、私みたいに面接担当が知らなくてもそこから話が盛り上がることもあるので、取得しておいた損はありません。

ただ、CADの資格を取る時間的余裕があるなら、まずは機械設計技術者3級、もしくは工業英検やTOEICなどを勉強した方がアピールはできると思います。

資格は取得できなくてもいい

これはどんな資格にも言えることですが、仮に資格を取得できなくてもそれまで得た知識が消え去る訳ではないので、合格できる自信が無いから受験するのを諦めるのではなく、勉強すること自体に意味があることだという認識を持ってもらえればうれしいです。

設計の仕事に強い転職エージェント

1位:メイテックネクスト

製造エンジニアの求人に特化しており求人数は業界No.1です。

私も実際に利用して転職したことがありますが、コンサルタントの対応は本当に素晴らしいです。また、未経験可の求人も多いのが特徴です。

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マイナビAGENT×メーカーエンジニア

こちらも製造エンジニアに特化していますが、首都圏や関西圏などの都市部の求人に強いです。

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3位:DODA

リクルートが運営する国内最大級の転職エージェント。

エンジニア職に特化したサイトではありませんので、機械設計の仕事と並行して他の職種の仕事も探したい方にお勧めです。

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