電子設計とは?電子機器カスタム製品の開発歴12年の私が語る仕事内容や収入

電子設計とは?電子機器カスタム製品の設計歴12年の私が語る仕事内容や収入事情 電気・電子設計の仕事

皆さんこんにちは!

当サイトは機械設計の仕事をしたい方に向けての情報サイトになりますが、電気設計や電子設計に興味がある方も多いと思います。

と言っても、私は電子機器の開発経験がありませんので、ここでは経験者の方に体験談を含めてどのようなお仕事をされていたのか書いてもらいましたので、電子機器の設計に興味のある方は参考にしてみてください。

電子機器の開発に12年間従事

私が従事しているのは電子機器の開発です。

概要は、お客様から要求を吸い上げて最終イメージを共有する資料を作ることと、それに基づいて社内展開すること、プロジェクトの進捗管理と課題整理し、製品をまとめ上げて納品するという、製品のゆりかごから墓場までを扱う仕事です。

電子機器開発の主な仕事内容

お客様と打ち合わせ

内容の詳細ですが、第一に営業が持ってきた商談に基づいてお客様と打ち合わせをし、お客様が困っていることや実現したいことを把握します。

ここではお客様が本当に困っていることが何かを把握することが大事です。

お客様自身が困りごとを明確にしていない場合も多々あるため、ここでどれくらいお客様の本音と本質の困りごとを把握できるかが、この後の仕事の進捗とお客様の満足度、設計の戻りの少なさに繋がってきます。

上位仕様書を作成

次に、お客様と打ち合せた結果をもとに上位仕様書(要求仕様書)を作成します。

ここではまだ数値ではなく言葉(機能一覧と重要項目)がメインです。

特に重要な項目は数値化して、社内関係部署のキーパーソンと打ち合わせをして実現性と難易度、妥当性の分析を行い、製品開発の日程やコストのめどを立てておきます。

それらのデータをポケットに持ちつつ、再度お客様と打ち合わせをします。

ここで重要なのは、必須項目の実現めどをお客様に報告できるレベルでまとめておくこと、必須項目だが実現困難なものは正直に話して妥協点を打ち合せておくことです。

要求機能が多い場合は優先順位をつけ、お客様に認識しておいてもらうことも大事です。

本格的にプロジェクトを開始

お客様との合意が得られたらプロジェクトとして本格的に活動を開始し、お客様と取り決めた上位仕様書を元にした詳細仕様書を作成し、回路設計部署や機械設計部署などにインプット情報として渡します。

設計部署はその仕様書を元に設計を開始しますが、仕様書では表現しきれていない内容については、不明点としてその都度打ち合わせを持ち、仕様書を補強していきながら設計を進めます。

ここでの私の仕事は、各設計部隊の不明点の解決と複数部署のすりあわせ窓口、必要に応じてお客様と交渉して仕様の修正を行うことです。

そのほか各部署の進捗を管理して遅れているパートの効率改善や対策を打ち合わせ、開発全体のコントロールをしていきます。

開発が進み、評価の段階になると、今度は評価用のボードの手配や場所、測定器などの確保と評価項目の抽出、各部署の評価進捗管理などを行い、製品を完成に導いていきます。

電子設計の仕事をする上で必要なスキル

知識と提案スキル

この仕事で必要なスキルは多岐に及びます。まずは製品知識とお客様が普段測定している内容に関する知識と提案のスキルです。

お客様は自社や他社の製品を使っているので、いろいろな測定手法を知っています。

専門的な質問に対して答えられないと、お客様から「こいつに話しても無駄」という判断をされてしまい、情報が取れなくなってきます。

お客様から情報を引き出すためにはお客様に「なるほど」と思わせるのが必要なので、製品情報はもちろん、提案できるだけの製品知識を持つのは最低のスキルです。

対人スキルとメンタルの強さ

次に必要なのは対人スキルとメンタルの強さです。この仕事ではお客様との会話はもちろん、社内調整も必要です。

社内では社外より厳しい指摘を受けることも多いので、めげず、怒らずに前向きに会話をして仕事を進めるスキルが要求されます。

電子設計の仕事に向いている人

上記で説明したように、この仕事に向いている人は人と会話するのが好きで、自分の考えをしっかり持てる人となると思います。

一人でできることには限界があるので、どうしても周囲と協力体制を作って仕事を進める必要があります。しかし時には強引に進めないとまとまらないこともあります。そんな時自分の考えがしっかりあれば、ぶれずに進めていけます。

交渉能力をもちつつ、時には独断で進めるというマネージメントができる人が向いていると思います。

スキルを積みやすく収入も上がりやすい職種

さて、こういった仕事をしていると気になるのが収入ですが、はっきり言って周囲より良い評価がもらいやすいですし、出世も早くなると思います。

どこでもそうだと思いますが、中心人物になって一つの製品を世の中に送り出せる人はそうそういません。それができる人は当然その対価も高いものになりますし、会社からすればなくてはならない人となると思います。

私の場合は転職組でしたが、28歳に入社した初年度の年収は440万円程度だったと記憶しています。そこから12年働くことになるのですが、40歳で退職するときにの年収は700万円を超えていました。役職は課長代理です。

会社員の平均年収が480万円程度なので、そう考えると高いですよね。

仕事を進めている間はとてつもないプレッシャーと多忙を極めますが、その対価は満足ができるものになると思います。

電子設計の仕事に就きたい方へのアドバイス

最後に、これから同じような仕事をする人にアドバイスですが、まずは技術力を磨いてください。社内には技術力があって丁寧に教えてくれる人が必ずいます。その人から技術を吸収してください。

特に大型製品の開発では、そういったキーパーソンから技術を教えていただいているうちに、ある日ばらばらだった情報が順序だってつながってくることを感じるはずです。

そうなったらしめたもので、その技術は自分のものになってきているでしょう。

あとは開発する製品のあるべき姿を常にイメージすることです。

そうすると絶対にはずせない仕様がなんなのかが実感として身につくので、周囲と意見がぶつかった時に自分の意見がぶれなくなります。

自分が設計した製品がお客様に使っていただける幸せは代えがたいものがあると思います。チャレンジしてください。

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エンジニア職に特化したサイトではありませんので、機械設計の仕事と並行して他の職種の仕事も探したい方にお勧めです。

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